緋勇龍麻らが学園を去ってから、二年半。
二〇〇一年、九月一日。
『日常反射』
姿見 明人
「今日、うちのクラスに女の子の転校生が来るらしいよ」
・・・なんだ、このバカ女は。 スクール水着。
剣道部。美化委員会。
「姿見先輩。いけませんよ、こんなコト・・・」 この季節にはおさだまりの出来事だ。
「古今東西、およそ芸能というものは全て、
大なり小なり呪術的色彩を持ってるものだからね」
観世 瑠璃
「心して見なさい、迷い子よ。
道化師が、あなたの芝居の幕を引く」
『鏡像幸福』
「ここは、何もかもが現実と正反対の世界。
幸福な人は不幸に・・・そして不幸な人は幸福になれるのよ」
「それで、そこがイヤになったら、今度はいったい何処に逃げるんだ?」
鏡が、現実を反射する。
「キミは、このボクが認めたライバルなのだから!」
「私の学費にかけて、聖也ぼっちゃまに手を出す輩は許しませんわ」
桜小路 聖也 綾辻 琴音
「彼らが、自分の意志で変わるしかないんだ」
「こっちへおいで、メフィスト二世!」
「早くあたしを殺しに来て・・・お兄ちゃん・・・」
鏡が、真の姿を映し出す。
「美香月、おまえ・・・」 「行ってください、先輩。これは、わたしの役目ですから」
美香月 巴
『残映少女』
「俺じゃ、お前を救えないのか・・・!?」
「あたしは、鏡・・・。暗闇の中で、鏡は何を映せばいいの?
誰があたしを映してくれるの?」
銀 あずさ
陽と陰のジュブナイル
東京魔人学園 鏡魔異聞
近日公開予定 ・・・たぶん。