飛天とは、本尊である仏の脇侍として、華鬘(けまん)や供物ささげ音楽を奏しています。

本尊のあるところ必ず、華弁を散らしながら、仏を讃嘆している天人、天使、天女、天童、楽天などの姿で空中に現出しています。

藤原道長の子、頼通によって、天喜元年(1053)に創建にして、日本の国宝で、世界遺産でもある宇治平等院には、その本尊である阿弥陀如来の光背に供養天人、扇絵の聖象来迎図には多くの飛天、そして梵鐘には陽刻された飛天があります。

飛天は、インド世界から、西城、東南アジア、中国、朝鮮半島を経て、日本に伝わってきました。

約950年前、日本の宇治の空に飛翔するまでに、はかりしれない時空を超えてやって来ました。

各国の子供たちによる飛天の模写展示をすることにより、歴史や文化のつながりを実感したものです。

このページでは、世界の子供達が描いた
「飛天」を宇治市市制50周年記念事業の一つとしてご紹介していきます。