自律神経を知って夏バテを解消しましょう!



節電の夏が終わってほっと一息ついたけど、どうも調子が悪い。。。
という方、夏バテかもしれません。
夏バテの大きな要因は自律神経の乱れとも言われてています。
ではどうやって「身体の調子」を取り戻せばいいのでしょうか?

まず自律神経とは?

心臓を動かしたり、発汗を促したり、
血圧や胃腸等の身体の働きは自分ではコントロールできません。

これらの働きをつかさどっているのが自律神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
簡単に言うと、交感神経はアクセルの役目をしています。
交感神経が高まると心拍数が上がり、呼吸が浅く速くなって身体は緊張し、興奮状態になります。
一方の副交感神経はブレーキの役目をします。
心拍はゆっくりになって血圧が下がります。身体がリラックスモードになります。
           

夏バテはどうして起こるのか?

自律神経の観点からみると3つほど理由があります。

1.まずは脱水です。
  夏に汗をたくさんかいているので、身体は脱水状態になって、
  自律神経のバランスを崩してしまいます。

2.次に夏の間感じていた汗や湿度の不快感。
  人間はちょっとした不快感がストレスとなり、自律神経を乱します。

3.最後に激しい温度差。
  エアコンの効いた室内と外気温の差が自律神経を乱すのです。
  また季節の変わり目も同じように体調を崩します。


自律神経のコントロール
交感神経と副交感神経は片方が高くなると
もう一方は抑えられるシーソーのようなかんけいにあります。
理想は交感神経と副交感神経が同じレベルで、
時間帯などによって穏やかに入れ替わるというものです。
しかし、現代社会はストレスにさらされているので、
多くの人は交感神経が高く副交感神経が低い状態になっています。
こうなると便秘・肩こり・肌荒れ・イライラなどがおこってきます。
       



自律神経を整えるには?
・呼吸を意識してゆっくり吐きましょう。
 昼間動く時も「ゆっくり」を意識して、余裕を持ちましょう。

・朝は交感神経が高まっているので副交感神経を高める工夫をしましょう。
 腸を動かすのが効果的なので、食前に水を飲む、朝食を食べる習慣を奨めます。
 腸内環境を整えるために食物繊維や乳酸菌などを積極的に取り入れましょう。

・規則正しい生活で交感神経と副交感神経のリズムを整え、
 軽い運動を取り入れて血流を増やし、自律神経の活動を高めることも大切です。

男性は30代以降、女性は40代以降に自律神経の働きが顕著に落ち、加齢とともに下がっていきます。
意識して自律神経を整えていくことが、体調を崩さないコツです。