![]()
| 夏バテとは夏特有の気候に身体が対応しきれずに起こる不調のこと。 なんとなく体調が悪いと感じ、だるさや食欲不振、 めまい、熱っぽさなどの症状が現れます。湿気の多い日本の夏。 夏バテを引き起こす要因のひとつに、この湿気が大きく関わっています。 私たちの体は暑いと汗を出し、 汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げています。 もともと汗をかくには大量のエネルギーが必要で、体に負担がかかります。 しかし、湿気が多いと皮膚表面から汗が蒸発しにくいため、 熱が体の内側にこもり、 汗をかくのに普通以上に体力を消耗してしまいます。 このほか、冷房による屋内外の温度差に体がうまく対応できないことで 自律神経が乱れたり、熱帯夜で睡眠不足などの要因もあります。 また、汗をかきにくくなると、 体温調節の役割をはたす自律神経のバランスも乱れがちに。 自律神経は胃腸や免疫のはたらきにも関わっているので、 バランスが乱れると食欲減退や免疫低下などにつながり、 不調の原因となります。 |
|
夏バテしていませんか?
・やるきがでない
・とにかくだるい
・食欲がない
・睡眠不足
こんな症状が出る前に夏バテ危険度チェック!!
毎日の生活の中で疲れを体に蓄積させ、
夏バテに陥る人が多いようです。
まずは、夏バテ危険度をチェックしてみましょう。
チェック数が多いほど夏バテ危険度が高くなります。
1. 食事はそうめんなどあっさりしたのどごしのよいものばかりを食べている。
2. 食欲がない時はアイスクリームが食事がわり。
3. 汗をかかないよう、水分をひかえている。
4. 部屋は冷房をガンガンきかせている。
5. 日中は暑いので家でダラダラしている。
6. 入浴はシャワーで済ませることが多い。
7. 深夜までテレビを見たり、夜更かしをすることが多い。
夏バテ解消法
食べて夏バテを吹き飛ばそう!!
| 1. スタミナ食材で、パワーをつける! 体のエネルギー源となるのは、炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質。 これらを代謝するのに必要なビタミンB類が不足してくると、 うまくエネルギーが作られずにバテてしまいます。エネルギー代謝に関わり、 疲労を回復させる働きがあるのが、ビタミンB1とビタミンB2。 ビタミンB1 は豚肉やウナギ、カツオなどに、 ビタミンB2はレバーや納豆に多く含まれています。 中でもウナギはビタミンB1やB2のほか、 タンパク質、脂質をバランスよく含み、スタミナ不足の時には最適です。 またスタミナ食として欠かせないのがニンニク。 ニンニクに含まれるにおいの成分アリシンには ビタミンB1の吸収を高める働きがあるので、 ビタミンB1を含む豚肉などと一緒に摂るのがお勧めです。 アリシンはニンニクのほか、玉ねぎやニラなどにも豊富に含まれています。 |
![]() |
| 2. 旬の野菜で ダメージから回復紫外線や夏の暑さによるストレスは、病気や老化の原因となります。 夏野菜には夏の過酷な環境から身を守るため、すぐれた抗酸化パワーが備わっています。 また、体に不可欠な栄養素、ビタミンやミネラルも豊富。 夏野菜をピクルスにするなど、酢と一緒に摂るとクエン酸の疲労回復効果も期待できます。 主な夏野菜と抗酸化成分トマト:ビタミンEの100倍の抗酸化力を持つリコピン。 紫外線から肌を守る効果も。 パプリカ:色素成分のカプサンチン、ビタミンC、ビタミンEなど。 カプサンチンはカロチノイドの一種で、脂と一緒に摂ると吸収がアップ。 ナス:アントシアニン系ポリフェノールの一種、ナスニンやルチンなど。 いずれも水に溶け出しやすいので、水にさらす時間は短時間に。 ゴーヤ:ビタミンCがトマトの約5倍と多く、加熱しても壊れにくいのが特徴。 βカロテンも豊富。 モロヘイヤ:βカロテンの含有量はトップクラス。ビタミンCやビタミンE も。 ![]() ![]() |
![]() |
3. スパイスで発汗&食欲増進 唐辛子などの辛いスパイスには発汗を促して、 体内にこもった熱を逃す働きがあります。 また、消化促進、抗酸化作用もあるので、夏バテ対策にぴったり。 コショウやターメリックが入ってるカレーはおすすめメニュー。 スパイスは組み合わせることで食欲を増進させて疲労回復を助けます。 さらにカレーに野菜をたっぷり入れれば より理想的な栄養バランスになります。 |
| 4. 胃腸が弱ったらネバネバ成分 ビアガーデンやバーベキューで暴飲、暴食をしたり、 冷たいものをとりすぎたりと、 夏は胃腸に負担をかけてしまいがち。 そのうえ湿気や冷房のせいで自律神経のバランスが乱れ、 胃腸の機能は低下してしまいます。 弱りがちな胃腸には、オクラや山芋、 めかぶなどのネバネバ食材がおすすめ。 ネバネバ、ヌルヌルした食べ物全般に含まれる 独特のぬめりには、 胃腸の粘膜を保護して消化吸収を助ける働きがあります。 |
![]() |
心地よく眠れる環境を作ろう! 暑さで疲れた体を回復させるには質の良い睡眠をとることが大切です。 心地よく眠れる環境を作るカギは、 湿度を上手にコントロールすること。 眠りやすい湿度は50%といわれ、 夏の夜は湿度を下げるだけでも体感温度が違ってきます。 冷房の除湿機能で調整しましょう。 眠れないからといって、就寝中、冷房をつけっぱなしにすると、 夏風邪や下痢などの体調不良の原因にもなります。 就寝中に冷房を利用する場合はタイマーを設定し、 2時間程度で切れるようにしておきましょう。 |
![]() |
|
夏の給水ポイント |
![]() |