熱中症は夏の炎天下で起こるだけではなく、室内にいてもおこります。
その理由は水にあります。
「私は汗をかかない」という人がいますが、
人は知らない間に発汗により水分が失われています。
特に高齢の方はもともと身体の水分量が少ないので
体温が上昇しやすくなっています。
加えて感覚の衰えとして、暑さやのどの渇きを感じにくくなっています。
汗をかいて体温調節をする機能も衰えてますので熱を十分発散できず、
熱中症になりやすいといわれています。
夜中にトイレに行きたくないからと水を飲むことをためらう方がいます。
しかし、寝ている間にも汗をかく上に、水分をとれないことから、
寝る前に水を飲んだり、枕元に水差しを置き、
水の補給に努めることをお勧めします。
また、たくさん汗をかいたり、暑いところに長時間いなければいけない時などは、
水やお茶に加えて、吸収の良いスポーツドリンクの摂取をお勧めします。
水分をとることは重要です。
しかし、ビールは利尿作用があり、ますます脱水になるので、
夜の深酒はやめましょう。
体重を測ることによって運動中に失われた水分量がわかります。
体重が3%以上減らないように気をつけましょう。