熱中症の予防

  熱中症の発生リスクが高いのは、
  “汗が乾きにくい高温多湿の環境”です。
  直射日光や歩道からの輻射熱も
  体温を上げやすいことも分かってきました。
  そのため熱中症は室内でも起こるので
  注意が必要です。
  実際高齢者では熱帯夜に熱い室内で
  熱中症になったり、涼しい室内から外出して、
  熱中症で倒れるケースが多いと言われています。
  これは、加齢によって体内の水分が減少していること、
  暑さに身体が慣れにくくなっていること、
  発汗機能や肌の血流量の低下、
  渇きに鈍くなって水分補給が遅れたり、
  不足したりすることが原因です。
 


    そこで、熱中症予防のために気を配りたいのが
 積極的な水分補給です。
 「お茶やお水はたくさん飲んでいるのですが・・・」
  という声をよく聞きますが、
  真水やお茶の大量摂取は逆効果になることもあります。
  汗にはナトリウムが含まれていて汗をかくことにより、
  水分とともに身体の中のナトリウムも排泄されます。
  汗をたくさんかいたときに水を飲んでも、
  体液量はなかなか回復せず、
  体内のイオンバランスがくずれて筋肉がけいれんしたり、
  つったりすることもあります。

  では熱中症予防に適した飲み物は何でしょう?
  答えはスポーツドリンクです。
  スポーツドリンクには汗とともに失われる
  ナトリウムが含まれています。
  ナトリウムは身体の中に水分を保つ働きがあり、
  水やお茶よりもスポーツドリンクを飲んだほうが
  体液量の回復がスムーズになることが分かっています。 
 


   熱中症にかかるリスクは誰にでもあります。
  スポーツドリンクを上手に使って熱中症を予防しましょう。


  身近なスポーツドリンクのナトリウム量(100ml中)

  ポカリスウェット(大塚製薬)  49mg 
  ゲータレート(サントリー)   48mg
  アクエリアス(日本コカコーラ) 34mg
  スポベジ(アサヒ)       30mg
  スーパーH2O          26mg
  ヴァームウォーター       24mg