血圧の薬のおはなし

  Q1.血圧の高い人は塩分を摂りすぎないようにいわれていますが、
    薬を飲んでいれば、塩分をたくさんとっても大丈夫ですか?


  
  A.血圧の高い低いにかかわらず、血圧の薬を飲んでいても、
   飲んでいなくても、塩分の摂りすぎは身体によくありません。
   塩は水を引き付けやすいので塩分を多く摂ると血液量が増加します。
   また、塩分は血管の収縮を高めて血管抵抗を大きくしますから
   二重に血圧をあげてしまいます。
   動脈硬化の促進を防ぐためにも減塩を心がけることが大切です。




   Q1.血圧の薬は一度飲み始めたら一生飲み続けない
   といけないと聞きますが、ほんとうですか?

  A. 血圧の薬は高血圧を治すわけではありません。
    薬は高い血圧を下げているだけです。
    薬を飲んで血圧が下がったからといって薬を飲むのをやめてしまうと
    血圧は、また上がります。
    しかし、生活習慣を改善し、運動の習慣がついたり、
    肥満を解消したり、塩分を控えたりすることで血圧が下がり、
    薬を弱くしたり、やめたりすることができます。
    また気候の影響で血圧が下がり、同じく薬を弱くしたり、
    薬を飲むのをお休みすることもあります。
    そういう時は自己判断で薬をやめてしまわず、
    必ず医師に相談して指示をもらいましょう。




  Q3.服用後、それまで見られなかった症状が
出た場合はどうしたらいいですか?

  A.できるだけ早く、医師に相談しましょう。
  また、その症状が薬の服用によるものかどうか
  判断しかねる場合もあります。検査でしかわからない異常もありますので、
  定期的に検査を受けましょう。
 




  Q4.薬の飲み忘れに気づいたときはどうすればいいですか?
  A.薬の種類によって違いますが、気づいた時点で飲みます。
  二回分を一度に服用することは絶対にしてはいけません。
  もし飲み忘れに気づいた時間が次の服用時間に近い場合は
  1回分を抜き、次から正しく飲みましょう。