適度な脂肪は免疫力を高める健康の源ですが、「悪い脂肪」もあります。
太鼓腹の内側に潜む内臓脂肪は身体に悪い作用をするたんぱく質を何種類も作りだします。
インスリンの働きを悪くしたり(糖尿病をひきおこす)、
血管をつまりやすくしたり(心筋梗塞・脳梗塞をひきおこす)、
血圧を上げる(高血圧症をひきおこす)等が代表的です。
内臓脂肪はそれまで別々の病気と思われてきた糖尿病や高脂血症、
高血圧、動脈硬化の共通原因となっていることがわかり新病名がつきました。
それが「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」です。
内臓脂肪は皮下脂肪と異なり腸と肝臓を結ぶ血管がとおる腸間膜という部分にたまります。
これはちょうどへその裏側にあたるので、内臓脂肪がたまると、どんどんおなかがせりだしてきます。
あなたはメタボリックシンドローム? チェックしてみましょう
1.男性 胴回りが85センチ以上ある
女性 胴回りが90センチ以上ある
※胴回りはおへその高さを測ってください。2.高血圧・高脂血症・糖尿病のうち2つ以上の 病気の治療薬をのんでいる。 3.次のABCのうち2つ以上あてはまる
A 血液検査で中性脂肪が150以上、または
善玉コレステロールが40未満
B 血液検査で空腹時血糖が110以上
C 血圧の上が130以上、または下が85以上
以上3つのチェック項目にあてはまるようならメタボリックシンドロームの可能性があります。
早めに医師に相談しましょう。