《アルコールのおはなし》

今年も忘年会シーズンに突入しました。

お酒を飲む機会が増え、とかく酒量もふえがちです。
でもちょっと待ってください!!

「百薬の長」といわれるお酒も自分に合った量を楽しく飲んでこそのものです。飲みすぎや悪い雰囲気の中で飲むお酒は、
一転して薬ならず『毒』となってしまいます



こんなに怖い!お酒の飲みすぎ!!



お酒の飲みすぎは体にとても悪い影響を与えます。
どんな害をもたらすかお話しておきましょう。





       

@ アルコールはそれ自体でもかなりカロリーが高い上に、
食欲が亢進する作用もあるため、つい食べ過ぎてしまい、
カロリーのとりすぎを招きます。

このことが、
肥満・糖尿病・高脂血症(コレステロールが高い病気)
をひきおこすのです。

A アルコールを飲みすぎると、
その刺激で胃や十二指腸に潰瘍をつくります。
ひどい時には、血を吐くこともあるのです。


B アルコールは身体にとって有害なものですが、
肝臓で害のないものへと分解されます。
したがってお酒を飲みすぎると、肝臓の負担が大きくなり、
肝臓を傷めてしまいます。
そしてついにはアルコール性の肝炎をひきおこします。

よく「お酒の強い人は肝臓も強い」と思われがちですが、
それは大きな誤解。

お酒に強い人は、遺伝的に酔いにくいので
つい酒量が増えてしまい、肝臓を傷めてしまうことが多いのです。


Cアルコールは膵臓にも影響を与え、
昔から「酒客の膵炎」といわれています。
飲むと背中が痛くなったり、吐いても吐き気がとまらない時は
膵炎がうたがわれます。

慢性膵炎の60%がアルコールによるものといわれてますし、
重症になると死亡する例もあるので油断はできません。


D『痛風』という病気をご存知ですか?

主に足の親指の付け根あたりが痛くなる病気ですが、
これもアルコールが原因となります。
アルコールは痛風をひきおこす尿酸を
身体の外に捨てる機能を低下させ、
身体の中に蓄積させてしまうのです。



★上記のお話はあくまでも「飲みすぎた時」のことです。

でもこんなことにならないように、
お酒とは上手にお付き合いすることが大切ですね。