私達のからだは年をとると色々な変化が起こってきます。 そのなかでも骨はだんだんと粗くなり軽くなっていきます。 しかしそれが生理的な現象の範囲を超えて減りすぎ、 これは昔からある病気なのですが、 いきいきと豊かな老後を過ごすため、 |
1.栄養まずは、カルシウムをたくさん摂りましょう。
カルシウムは体内に吸収されにくいので、吸収を促進させるビタミンDを同時にとりましょう。
《カルシウムを豊富に含んだ食品》
乳製品・・・牛乳・スキムミルク・チーズ・ヨーグルト・アイスクリームなど
大豆製品・豆腐・高野豆腐・大豆・枝豆・納豆・がんもどき・きな粉など
乾物・・・・・切り干し大根・刻み昆布・ひじき・しろいんげん・さくらえび・ちりめんじゃこ・ごまなど
野菜・・・・・・かぶのは・小松菜・大根の葉・京菜・菊菜・つるむらさき・チンゲンサイなど
魚介類・・・・・どじょう・はも・あゆ・わかさぎ・芝えび・しじみ・はまぐり・白魚など
魚介類の加工品・めざし・丸干し・ししゃも・うなぎのかばやき・かつをの味付け缶など
《カルシウムを上手に摂るコツ》
@毎日1本以上の牛乳を飲みましょう。
(カルシウムの目標摂取量は、一日600mg。
200mlの牛乳を飲めば、その1/3がとれます。)AビタミンDを多く摂りましょう。
(ビタミンDは肝臓で活性化され、吸収されにくいカルシウム吸収を助けます。
いわし、かつお、しいたけ、卵黄、バター、牛乳、レバー、
魚の干物などにビタミンDは含まれます。)Bリンを摂り過ぎないようにしましょう。
(リンを取りすぎるとカルシウムと結びつき、排泄されてしまいます。
加工食品、インスタント食品などにリンは多く含まれています。)Cお酒を飲み過ぎないようにしましょう。
(過度なお酒はカルシウムの吸収を防ぎ、ビタミンDの働きを抑えます。)2.運動
接種したカルシウムを骨に沈着させるには、
適度に運動することが必要です。運動が骨に適度な圧迫力を加えると、
血液中のカルシウムが骨に沈着するのを促進し、骨を強くします。
運動といっても特別な運動をする必要はありません。
一日に800歩程度を目安として散歩をしたり、
ゲートボール程度の軽い運動を毎日続けると、
骨を強くするのに役立ちます。