2006/07/26発売 『 花火 』 より 「花火」
もともとリリース予定はなかったのですが 花火のアレンジについて、 源氏物語の最後「宇治十帖」の一部で浮船
沢山の方々のお声を戴いて急遽 楽曲が完成した当初から歌詞とメロディが (うきふね)が薫(かおる)と匂宮(におうのみや)と
この夏リリースする事になりました。 映える様な、なるべくシンプルなアレンジに いう二人の男性の間で心を揺らし苦しんだ末、
したいなぁと考えておりました。 ついには入水するという切ないシーンがあります。
僕自身、まさかこの夏にリリースできるとは
思ってもみなかったので夢のようでしたが 「各楽器がそれぞれ持っている本来の持ち味を 今回の作品も
実際作業に取り掛かると時間的な余裕は いかしつつ、ナチュラルに生っぽさを演出する」 『夢を追って故郷を離れた一人の男性を想う、
全くなくて、レコーディングもイコライジングも 取り残された女性の切ない心情』をテーマに
MIX ( レコーディングした音の調整作業 ) も そうする事によってこの楽曲が持つ本来の色を 作品を書き上げてみました。
かなり時間を詰めて集中して行いましたね。 最大限に引き立たせられるのではないかと
考えました。 去年は一緒に花火を見たのに、今年は一人…。
満を持してリリース!…という感覚ではなく どうしてあの時、自分の気持ちを素直に
なんとか夏に間に合ったという感じです。 なのでレコーディング時は歌詞を生かすタメの表現、 伝えられなかったのだろう…。
CD制作に携わって頂いた方々にフカ フレーズのちょっとしたニュアンス造りに時間をかけ
感謝致します。 MIX時もあまり音的には造り込まず、その分 内気な女性の方なら、
レコーディングされた音の一音一音をどのように このシチュエーションではなくとも
【 MITSU 】 生かしきるかに焦点をあて、作品を仕上げました。 誰もが一度は思いあたる節だと思います。
歌のレコーディングは神経すり減らしました。 メロディのサビは“花火が綺麗がゆえの儚さ”と
なかなか鍛えられました。 “切ない気持ち”を思い起こさせるものを意識し、
今回は生っぽさ全開です(笑) サビ最後のファルセット(裏声)は女性の言葉に
ならない後悔の念を音にしたものです。
「幾千の想いけむらせた朝霧がこの恋も包むの?
どうして人は過ちの過去を繰り返すのだろう」 この曲を聴いて頂いた方が、それぞれ頭の中で
花火の情景と自分の思いをリンクして頂き、
この曲は源氏物語ゆかりの地、“宇治の花火”を 思いに耽って頂けたなら、楽曲制作者として
想い描きながら、この作品(曲)を書きました。 これ以上の喜びはありません。
【 MITSU 】