商道貢献
私達の所属する商工会議所青年部は、紛れもなく青年経済人の集う団体であり次代を担う先導者として日々研鑽に努めなければなりません。委員会や理事会などの様々な会議の中で互いに議論を交わし、研修会や交流事業を通じ共に動き、汗をかきながら信用や友情を育んでゆく。
商工業者として、経営者として、そして一人の人間として成長を目指してゆく。
それがやがて地域の経済的な支えとなり、企業や家庭そして自己の喜びへと実を結ぶ事が出来たならば「素晴らしい活動だ！」と思え、青年部の本当の価値を掴み取る事ができるチャンスを秘めています。
しかしながらチャンスは一瞬で目の前を通り過ぎ去って行くようにも思えます。掴み取れる術を学ぶことこそが私たちの活動そのものだと考えます。
昨今の経済市場では、金融危機による世界的な景気低迷で、食品などの値段が上がり消費者の購買意欲も冷え込み、雇用環境も低下するなど私たちを取り巻く環境は決して容易な時代とは言えません。またいくつかの企業が利益のみを優先し偽装や違法を繰り返し消費者の信用までも失いつつあるのが現状ではないでしょうか。
今一度、私たちは商いをする者としての原点に立ち返り商道徳を見つめなおすことが必要です。何の為に、誰の為の商いかを理解し、信頼される事業を行うことこそが現在のチャンスだと感じます。
本年度、商道を通じて地域社会に貢献することを基本方針とし、先輩諸兄の築いてこられた伝統やノウハウを生かし、私たち青年部が地域経済に一石を投じたいと考えます。商人は商人としての王道でまちを活性させる事こそが亀岡商工会議所青年部の道であり役割であると確信します。
私自身がまず襟をただし全力で活動する所存です。そして会員諸兄には絶大なるご協力をお願いし、会長方針とします。 |
