花見といえば松花堂弁当。その起源は、意外や意外、農作物の種入れなどに使われていた四角い箱に、十字の仕切りがある農具だったのです。松花堂昭乗が、これをモデルに入れ物をつくり、漆を塗り、それぞれの桝に四季の図を描き、普段は絵の具皿を入れ絵の具箱として使い、茶会の時には煙草盆など茶道具として利用していたと伝えられています。
大正の終わりごろ、昭乗の絵の具箱がもとになり、懐石料理を盛り付け「松花堂弁当」として料亭に出されたのが、今日の松花堂弁当だといわれています。松花堂庭園が、「松花堂弁当」発祥の地だと考えられているのです。
京阪八幡市駅から南へ3分ほど行くと、巨大な五輪石塔があります。この五輪石塔は、高さ6.08m、幅2.44mに及ぶ日本最大のもの(重要文化財)で、また、多くの謎と伝説を持った不思議な石塔なのです。八幡神を九州から勧請した大安寺の僧、行教の墓ともいわれ、口碑によれば、摂津尼ヶ崎の豪商が日宋貿易の帰途、石清水八幡宮に祈って海難をのがれた報恩のために、承安年間(1171〜74)に建立したものであると伝えられています。以後、船乗りが航海の安全を祈願するために訪れるようになったことから「航海記念塔」と呼ばれるようになりました。
【交通アクセス】
京阪八幡市駅下車、南へ徒歩3分
昔、八幡は、八幡宮で放生会が行われることから、生き物を取ることはもちろん、食べることも禁じられた殺生禁断の地でありました。ある日のこと、孝行息子が病の母のために法を破り、境内の川の鯉を取って母に与えてしまった、という伝承から、生きた鯉の代わりに紙鯉を作り、病気にかかった時、この紙鯉を枕の下に敷くと"長患いをしない"と言い伝えらていました。
その風習が、いつの頃からか、"床ずれに利く"と伝わり、八幡宮へ遠方より授かりに来られたそうです。このことから、紙鯉が全国に広まり、こいのぼりのルーツになったとも言われています。
【交通アクセス】
京阪八幡市駅からケーブルで男山山上駅下車 徒歩の場合は八幡市駅から南へ20分